「よきモノづくり」への技術と研究 ひとつひとつのメカニズムの理解が可能性を生み出す技術へ

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直径1ミクロン(1000分の1ミリ)以下の繊維であるファインファイバー。それを支えている「エレクトロスピニング」や「毛管力」といった技術や現象が、一体どのようなものなのかを解説するとともに、アメリカで行っている応用研究をご紹介します。

軽くやわらかな被膜をつくる、エレクトロスピニング

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ファインファイバーは、髪の毛の100分の1という細さを持ちながら、一本でひと続きになっていることが特徴の極細繊維です。この繊維を肌に直接吹きつけると、軽く、やわらかで、自然な極薄膜がつくられます。そのような極めて細い繊維を生み出すために使われているのが、「エレクトロスピニング」と呼ばれる電気的に繊維を生み出す技術です。

まず、繊維の材料となる溶液に強力なプラスの電気をため、次にマイナスの電気を帯びたものに向けてノズルから吹き出します。このとき、その溶液が電気の引き合う力によって勢いよく引き伸ばされながら噴射されることで、極細の繊維ができあがるという仕組みです。このエレクトロスピニングによってつくりだされた極細繊維が幾重にも重なりあうことによって、肌の上に自然でやわらかな膜を生み出しています。

液体を均一に浸透させ、長時間保持する毛管力

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ファインファイバーの魅力を語る上で、もうひとつ欠かせないのが「毛管力」です。ティッシュの端を水につけると、水につけていないところにまで水が浸透していくように、繊維同士のせまい隙間が液体を吸い込む力のことです。重力や上下左右に関係なく液体を均一に浸透させるという特徴も持っています。毛管力は、繊維が細くなればなるほどつよくなっていくため、極細繊維のファインファイバーであれば、かなり大きな効果を発揮できます。このファインファイバーに備わっている毛管力を、何かに使えないだろうかと考え抜いた結果、たどりついたのが化粧品という分野でした。例えば、スキンケア剤を肌につけるときにファインファイバーを使えば、毛管力によって肌の上で液体を均一に広げられるのではないかと考えたのです。また、ファインファイバーの持つ高い毛管力は、スキンケア剤を均一に長時間保持することもできます。

ボディメイクを通じて、新たな可能性の追求へ

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花王は、アメリカでもファインファイバー技術の応用研究を進めています。そこで特に力を入れて研究をしているのが、ボディメイクです。具体的には、アメリカのセレブリティメイクアップアーティストなど、プロフェッショナルな方たちとの共同開発に取り組んでいます。テレビや映画業界のメイクアップアーティストとして活躍する一方で、たくさんの著名なクライアントの方たちと、新しいメイクアップの手法やトレンドを生み出している彼らには、メイクに関する最先端の知識があります。そこにファインファイバーの技術を組み合わせることができれば、新しいボディメイクの価値を生み出すだけではなく、ファインファイバーの持つ可能性を大きく広げることができるのではないか。そう考え、その第一歩として現在行われているのが、プロフェッショナル専用の試作装置を使った、身体のさまざまな部分の皮膚に密着する、しなやかで均一な膜づくりです。まずは、美しさと快適さを一日中維持していくことを目指しながらも、私たち花王は、その先にあるファインファイバーの新たな可能性を追求し続けていきます。

そこに可能性がある限り、花王の技術開発に終わりはない――。

※当ページの内容は技術の詳細を述べたもので、商品に結びつくものではありません。

開発・誕生秘話

熱い想いがつないだ技術 ファインファイバーはどのようにして生まれたのか、開発者たちの想いからその物語を紐解いていきます。 VIEW MORE

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